neko nikki

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閉店日記(4)

8月に店長(他の仕事と兼務していたので週1回だけ来ていた)が辞めて、10月の初めにコミック担当のアルバイトさんが辞めた。
今さら人の補充もできず、最後の10日ほどは厳しかった。相方とアルバイトさん3人とで、「もう少しだから」とがんばった。

14日が最後だったけれど、翌日からも仕事はたっぷりあったので、あまり感慨もなく帰宅した。いつものことながら一人でお疲れさんの乾杯をした。

15日は13時に全員集合して、わっせわっせと返品を作る。店長やバイトさん達OBがたくさん手伝いに来てくれて、17時過ぎにはすべて箱に入った。163箱。


近くの中華料理屋で打ち上げをして、みんなとはこれでお別れ。

16日は輸送会社に返品を引き渡し、17日も少し残務整理があって、18日に最後の銀行入金に行き、オーナー夫妻と相方と4人で店を出た。

翌日から工事が始まって、あっという間に形を変えてしまう。
2週間程現場に行っていないので、今どうなっているかは知らない。
コンビニがオープンしたら、一度行ってみるかな。


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開店日記(3)

発注業務がないと本屋の仕事は途端にヒマで退屈になってくる。
コミック担当のバイト嬢とバカ話などをして1日を過ごす。

10月に入ると慌ただしくなってきた。
雑誌、文庫、コミックは大抵フリーで返品できるので、問題は書籍だった。書籍の返品は出版社によって、版元了解を添付する必要があるものとないものとがあって、版元がどうぞ返して下さいと言っていても、取次が認めなくて逆送されたりする。そしてフリーで返せるかどうかをすべて把握している書店員などいないと思う。

これは怪しいかもという版元には事前に了解を取っていたものの、もしかしたらここも怪しいか、とグレイゾーンがどんどん出て来る。店がなくなってしまう場合は逆送先がないので、全部廃棄処分される。廃棄されれば損失になってしまうので、この了解書添付作業は細部にわたり、いつまでたっても終わらなかった。そう、バカ話をしていないで、さっさと取りかかればよかったのだ、と気づいた時には遅かった。結局最後は祈るように箱に入れてしまった。

Gでは取次からの仕入れの他に直仕入れもしていた。売れた分だけ精算するところは問題なかったけれど、仕入れた分を先に支払ってしまっているところもあって、返品と返金の交渉もした。どこの版元さんも「長いおつきあいですから、いいですよ」と快く受けてくれたのが嬉しかった。中には着払いで返して、振込手数料さえ引かない所もあって恐縮してしまった。

閉店1週間前からは版元の営業担当者、書店さん、遠方のお客さん、京都を離れた知り合いが続々と「お参り」のように店に来てくれた。常連さんにも「寂しいなぁ」と声をかけていただき、いい仕事ができたんだと、胸を張りたいような気持ちになってきた。もう虚しさや悔しさは消えていた。Gで働けて本当に楽しかった。

たぶんまだつづく

プロフィール

neko

  • Author:neko
  • 07年5月20日に小さな本屋を開店しました。あわあわした日々です。

    bookshop黒猫堂
    http://www011.upp.so-net.ne.jp/kuronekodo/

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