neko nikki

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マスクウーマン

困ったもんだ。マスクとメガネは相性が悪い。
マスクをするとメガネが曇って、大変不便である。
しかしすでに眼は真っ赤に充血しているので、到底コンタクトは入れられないのだ。

よく歩く広い道だったので、思い切ってメガネをはずして裸眼で歩いた。
自慢じゃないけど、小学6年からメガネ、中学3年からコンタクト常
用者なのだ、ものすごく怖い。でも老眼の影響か、少しは見えやすくなっている気がする。

途中でおばさんに「高倉通りはどこですか」と聞かれた。
えーっと、ここはどこかしら。てらごこふやとみやなぎさかい~、と東から歌わないとわからない。

そしてしっかり段差でつまずいて、銀行の人に「すいません~」と謝られた。
いえいえ、まったくもってこちらの不注意でござんす。

薬局で鼻炎の薬、マスク、目薬、肌にやさしいティッシュなど一式買って帰った。

明日から旅に出ます。行ってきまーす。
たぶんお気楽期間最後の旅だと思われる。
来月はがんばろ。
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閉店日記(4)

8月に店長(他の仕事と兼務していたので週1回だけ来ていた)が辞めて、10月の初めにコミック担当のアルバイトさんが辞めた。
今さら人の補充もできず、最後の10日ほどは厳しかった。相方とアルバイトさん3人とで、「もう少しだから」とがんばった。

14日が最後だったけれど、翌日からも仕事はたっぷりあったので、あまり感慨もなく帰宅した。いつものことながら一人でお疲れさんの乾杯をした。

15日は13時に全員集合して、わっせわっせと返品を作る。店長やバイトさん達OBがたくさん手伝いに来てくれて、17時過ぎにはすべて箱に入った。163箱。


近くの中華料理屋で打ち上げをして、みんなとはこれでお別れ。

16日は輸送会社に返品を引き渡し、17日も少し残務整理があって、18日に最後の銀行入金に行き、オーナー夫妻と相方と4人で店を出た。

翌日から工事が始まって、あっという間に形を変えてしまう。
2週間程現場に行っていないので、今どうなっているかは知らない。
コンビニがオープンしたら、一度行ってみるかな。


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開店日記(3)

発注業務がないと本屋の仕事は途端にヒマで退屈になってくる。
コミック担当のバイト嬢とバカ話などをして1日を過ごす。

10月に入ると慌ただしくなってきた。
雑誌、文庫、コミックは大抵フリーで返品できるので、問題は書籍だった。書籍の返品は出版社によって、版元了解を添付する必要があるものとないものとがあって、版元がどうぞ返して下さいと言っていても、取次が認めなくて逆送されたりする。そしてフリーで返せるかどうかをすべて把握している書店員などいないと思う。

これは怪しいかもという版元には事前に了解を取っていたものの、もしかしたらここも怪しいか、とグレイゾーンがどんどん出て来る。店がなくなってしまう場合は逆送先がないので、全部廃棄処分される。廃棄されれば損失になってしまうので、この了解書添付作業は細部にわたり、いつまでたっても終わらなかった。そう、バカ話をしていないで、さっさと取りかかればよかったのだ、と気づいた時には遅かった。結局最後は祈るように箱に入れてしまった。

Gでは取次からの仕入れの他に直仕入れもしていた。売れた分だけ精算するところは問題なかったけれど、仕入れた分を先に支払ってしまっているところもあって、返品と返金の交渉もした。どこの版元さんも「長いおつきあいですから、いいですよ」と快く受けてくれたのが嬉しかった。中には着払いで返して、振込手数料さえ引かない所もあって恐縮してしまった。

閉店1週間前からは版元の営業担当者、書店さん、遠方のお客さん、京都を離れた知り合いが続々と「お参り」のように店に来てくれた。常連さんにも「寂しいなぁ」と声をかけていただき、いい仕事ができたんだと、胸を張りたいような気持ちになってきた。もう虚しさや悔しさは消えていた。Gで働けて本当に楽しかった。

たぶんまだつづく

閉店日記(2)

コンビニになるという話はまだ解禁されていなくて、お客さんや版元さんに先の話をされるのがツラかった。

9月中旬にやっとコンビニとの正式契約が済んで、嘘や隠し事をしなくてもいいようになった。

Gは築何十年なんだろう。蛤御門がどうとか聞いたけど、よくわからない。2階に家族4人と犬が住んでいた。息子たちは出て行き、犬も死んでしまい、数年前に買ってあったマンションへ老夫婦の生活の拠点は移されていた。これが今年3月。社長は本屋の厳しさを嘆き、漠然と商売替えを考えていた。

コンビニの話は社長にとっては渡りに船だったと思う。

9月いっぱいで配達を止めることにした。どの配達先も閉店を告げるとものすごく驚いて「どうして?あんなにお客さん入っているのに!」と言われた。10年以上のおつきあいの店が多く、一度もトラブルが起きなかった。大人の町だなとつくづく思う。

オーナーと取次との話し合いも終わった。取次としては地域での扱いが減るのは痛かったようだけど、決算書を見て納得。他の書店さんが入ることも提案されたけれど、家賃面ではとてもコンビニにかなわなかった。

徐々に閉店のニュースがが広がり、「なんで?」と質問攻めの日々。
「業績不振ですよ」と言うと、冗談だと思ったのか笑われた。

つづく


閉店日記(1)

ちょうど10年働いた書店「G」が10月14日に閉店しました。
仕事内容やその時々の変わりゆく気持ちを書いてみます。

8月上旬、店長から電話で、アルバイトさんの新規採用は止めるようにとのこと。だって補充しないと人が足りませんがなと食い下がると、重い口を開き「すぐ辞めてもらうことになったら悪いから。詳しい話は次の機会に」

Gの雇用形態はちょっと変わっていて、会社Pが後継者がいないオーナーから業務を委託されている。派遣社員のようなもの。毎月委託料を会社Pに払い、私たちはPから給料をもらっている。

バイトを雇えないということは、Pが倒産したのかGとの契約を止めるのか、どちらかだろうと思っていた。どちらにしてもPは辞めてGに残らせてもらえばいいやと思っていた。

ところが店長は「Gが閉店する。コンビニに貸すらしい」と言った。

これを聞いたのが3日間の夏休み前日。ものすごく気が重くて、タメイキをつきながら
帰った。この10年は何だったのか。こんなにご奉仕したのに、報われなかった。
悔しくて虚しくて腹が立って、涙が出た。


つづく

プロフィール

neko

  • Author:neko
  • 07年5月20日に小さな本屋を開店しました。あわあわした日々です。

    bookshop黒猫堂
    http://www011.upp.so-net.ne.jp/kuronekodo/

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